食っちゃ寝しながら書くblog

作業療法士をしている2児のパパの子供のとの思い出をつづる

呼吸介助手技の講習を受けてきた

呼吸介助手技の講習

めちゃめちゃ体育会系のハードなトレーニングをしてきました。

もともと咳嗽による排痰でなく、楽に排痰をすることができないかという目的で伊藤直榮先生がカナダで考案されたという技術。低侵襲で楽な換気をめざすことを目的とされているようです。

呼吸介助は片膝位の状態で患者の胸郭を把持し、呼吸に合わせながら胸郭の圧迫を行うのですが、腕の力でやろうとすると患者の呼吸に同期できなくなったり、力をかけすぎてしまうのです。腕の位置関係を崩さず、自分の股関節の駆動で一緒に体幹を同期させて動かすという動作は介助者の疲労や腰の負担がかなり大きい主義だと感じました。体力には自信があったし、体幹の筋力も低いわけではないはずなのに、講習会の後半はへたってしまって全然できませんでした。

一番、自分が習得に苦労したところがファーストタッチ。胸郭に触れる際は指腹で肋間に宛がうのですが私はどうしても環指、小指の指腹が浮いてしまう傾向があり、胸郭の動きが感じれなくなったり、固定そのものが弱いので同期できなくなってしまいます。非常に集中力や経験が必要な手技であることを感じました。

呼吸器の患者様に対して必要な手技であることは間違いないですがアセスメントした上で呼吸介助手技を行うことが大切だと感じました。

イメージはつかんだもののまだまだ、油断すると崩れる為、今後も研鑽に励みたいと思います。